不要ファイルを削除しても空き容量が増えない
不要ファイルを整理すれば、空きディスク領域が増えてくれても良さそうなものです。
しかし、ディスクユーティリティでディスクの利用状況を確認すると、数十ギガバイト程度の不要ファイルを整理しても空きディスク領域が増えていないことがあります。
ディスクユーティリティ上、以下の赤枠で囲った部分が空き領域を示していますがここが増えてくれず、使用済みのままとなっていることがあります。
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空き領域が増えずパージ領域が増えていることがある
空き領域が増える代わりに「利用可能」ただし「パージ可能」な容量として計上されていることがあります。
下の画像では、
240.02GB(利用可能) = 236.66(空き) + 3.36GB(パージ可能)となるので、「パージ可能」は確かに空き領域の一部のようです。
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「パージ可能」領域とは何か
「パージ可能」領域とは、Macが必要と判断したときに自動解放される領域とのこと。しかし、いずれ開放される領域であるとしてもパージ可能が100GB越えとなることもあり、手動でパージして「空き」としておきたいことがあるのも事実です。
Macで使用可能な領域の容量は、おもに2つの領域から成り立ちます。ひとつは「空き容量」で、もうひとつが「パージ可能領域」です。パージ可能領域は、必要なときにファイルを削除し、MacOSが解放できる領域のことを意味します。領域が必要なときに自動でMacOSから削除されるので、手動でパージ可能領域を削除する必要はありません。
CleanMyMac Xによる「パージ可能」領域の開放
有償ソフトになりますが、
CleanMyMac X
を利用して簡単に「パージ可能」領域を開放し、「空き」領域とすることができました。
メンテナンス→「消去可能スペースを開放」を選択し、実行します。
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削除中・・・
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ディスクユーティリティの表示
パージ処理終了後も何かの開放可能な何かのデータがすぐに作成されるのか、「パージ可能」が0になっていませんが、大部分は「空き」となりました。
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