MacStudio用に24インチのモバイルモニターを購入したが
以前、満足度高し モバイルモニターASUS ZenScreen MB249Cにて、24インチモニターをMacStudio用に購入し、満足度高しとしていたものの、やはり若干の不満が出てきました。
- 「モバイル」となっているものの、24インチは手元から30センチ程度の位置に設置して使用するには大きすぎる。
- 「モバイル」の名称を冠しているため約3kgと軽量化されているがやはり重い。
- ACアダプターによる外部からの電源供給必須のため、コードが邪魔
これらの不満を解消するために15〜17インチ程度のもう少し小型のモバイルモニターを探すことにしました。
その他の条件は
- 重量1kg位の軽量であること。
- リフレッシュレート120hz程度の高速描画に対応していること。
- フリッカーフリーやブルーライト削減等の機能があり、目に優しいこと。
- ある程度信頼の置けるメーカー製であること。
です。
今回は、kakaku.com等やAmazon等でも見かけるJAPANNEXTの製品から選ぶことにしました。JAPANNEXTは千葉県に本社のある液晶メーカーです。
JAPANNEXT製17.3インチモニタJN-MD-173GT240FHDR(FullHD解像度)を購入
JAPANNEXTのモバイルモニターの中でリフレッシュレート240hzまで対応しているものがありました。
先に検討した条件は全て満たしており、手元付近に設置して利用するモニターとして17インチ程度のサイズは手頃です。MacStudioとの接続もUSB-Cケーブル1本で映像データの送信とモバイルモニターの電源供給が可能なため、AC電源も不要で手元がすっきりしています。応答速度も最大4ms(OD)となっており、遅延を感じさせません。予定ではこれで満足のはずだったのですが、もう一点不満が出てきました。それは、
- MacStudioに接続して利用すると文字表示が美しくない
点です。
24インチサイズのFull HD(ASUS ZenScreen MB249C)のも同じ解像度ですが、画面が小さくなった分デフォルトの1920×1080を指定すると画面との距離が40cm程度とはいえ文字が小さすぎてつらいです。
ASUS ZenScreen MB249Cはデフォルト解像度で使用していましたが、JN-MD-173GT240FHDRは1344×756あたりの解像度でちょうど良い文字サイズです。
しかしこの変則的な解像度では以下の画像のように文字表示の荒さが目につきます。
特に少し大きめのフォントの荒さが目立ちます。ASUS ZenScreen MB249Cではデフォルト解像度で使用していたためここまでの違和感を感じませんでした。
○動画による学習サイト(Udemy)の画面
○このブログ画面
JAPANNEXT製JN-MD-IPS173UHDR(UHD解像度)
MacStudioで使用するモニターは高解像度のモニターでないとテキストの閲覧等に支障が出そうです。
そこで同じくJAPANNEXTのモバイルモニターJN-MD-IPS173UHDRを購入しました。こちらはUHD解像度(3,840×2,048)です。JN-MD-173GT240FHDRと比較してスペック上気になったのは、応答速度が最大27msとやや遅めになっている点です。
計算上リフレッシュレートが60hzであれば、
1秒=1,000ms/60≒16.7ms
となるため、応答速度27msは画面の書き換え速度に応答が追いついていない状態となり、理論上残像感がありそうです。
とはいえ、UHDで高速応答のモニターがJAPANNEXTから発売されていなかったため、今回はこの点は目をつぶることにしました。
画面のキャプチャは以下のとおりです。なお、MacStudio上で解像度は1,680×945に設定しています。
○動画による学習サイト(Udemy)の画面
○このブログ画面
解像度の低さに起因する文字表示の粒状感がありません。JN-MD-173GT240FHDRと同様USB-Cケーブル1本で画像情報の伝送と給電が可能なため、配線もすっきりしています。
モバイルモニターで動きの速いゲームをプレイしたり、動画の視聴をすることが目的ではなく、作業用のセカンドモニターとしての利用が中心のため、この用途では今回購入したUHD解像度のモニターに軍配が上がります。
また、最近のMacOSは高解像度モニターに最適化されているように感じるため、Macで使うモニターはUHD解像度等の高解像度モニターを選択するのが良いと感じました。