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SMBマルチチャンネルが無理なのでせっかく2ポートあるのだから・・・
残念 Realtek Lan×2でSMBマルチチャネルは無理でしたのとおり、マルチチャネルは無理でしたが、DS920+にはせっかくLANポートが2つあるため、何かに活かしたいと言うことで、Link Aggregationに活用することにしました。
Link Aggregationとは複数ポートを論理的に束ねて負荷分散したり耐障害性を持たせるための機能です。
参考 ネットワークエンジニアとして様HP リンクアグリゲーションとは
SMBマルチチャネルとの違いは以下のように理解しています。
- リンクアグリゲーションは宛先と複数セッションを張るわけではないので、トップスピードが上がるわけではない。
例:1Gb2ポートでリンクアグリゲーションを行っても、トップスピードは1Gb。1Gb×2になるわけではない。 - ただし、複数の機器から同時接続されれば、(設定によっては)負荷分散により各々1Gbまでスピードが出る可能性がある
- 間にHubを入れて運用するときはリンクアグリゲーションに対応したマネージドHubで設定をしなければならない。
NAS(Ds920+)の設定を行う
PCーHubーDs920で接続しているときは、Ds920→Hubの順に設定をする必要があります。
順序を逆にするとHubはリンクアグリゲーションしようとしているのに、つなぎ先のDs920で対応していないため、PCからDs920にパケットが届きません。
コントロールパネルからネットワーク→ネットワークインターフェース→Bondの作成を選択
ちなみにリンクアグリゲーションのことをLinuxではBonding、Windowsではチーミングというのだそうです。
対象LANを選択
2個の物理LANが1個のLANのように見えるようになりました。
モードを選択します.
今回はIEEE802.3ad ダイナミックLink Aggregationを選択します。(違いはよく分かっていません)
Hubの設定を行う
続いてHub側の設定を行います。マネージドHubとしてNetGearのGs308TというHubを使います。
リンクアグリゲーションに使うポートを設定します。今回はLAG名はデフォルトのままch1としています。
ch1のLAGタイプをLACPに設定。
以上で完成です。
結果
トップスピードが変わるわけではないので、使用感は特に変わりません。家庭用程度の負荷の少ない状態では気分の問題です・・・。